老骨の塑像なりけり日向ぼこ   大沢 反平

老骨の塑像なりけり日向ぼこ   大沢 反平 『合評会から』(酔吟会) 詠悟 まあ、こういう風にはなりたくないなあと思いつつ採りましたがね、(大笑い)。しかし、町を歩いているとこういう光景によくぶつかりますよね。まさに老人大国なんだなと・・。 操 「老骨の塑像」とはねえ、よく言ったな、寂しいなあと・・。でも塑像のように全く動かずに、じっと日向ぼっこしているのにはおかしみもあります。 正裕 動かないのか、動けないのか・・。(爆笑)とにかく日向ぼっこの老人をずばりと描いています。           *     *     *  とにかく、固まって動かない。公園のベンチや田舎のバス停で、死んでしまっているんじゃないかと心配になるくらい、じいっとしている老人を見かける。ロダンの「考える人」は筋肉の張り切った若者、こちらは老骨。見たままを詠んだのだろうが、「老骨の塑像なりけり」に、ペーソスとユーモアが感じられる。年寄りの多い句会だから他人事とは思えないといった表情の人もちらほら。(水)

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