花筏流れに乗って模様替え           渡辺 信

花筏流れに乗って模様替え           渡辺 信 『合評会から』(三四郎句会) 尚弘 散った桜が水の上を流れているわけですが、その花びらの変化する様子を綺麗に詠んでいる。花筏の美しい模様に、春の終わりが感じられます。 進 美しい情景です。これ以上、言うことはない。 論 映像的な美しさですね。桜の花びらの描く模様が、川の流れによって瞬時に変わっていく。万華鏡を見ているような感じもします。 義彦 「万華鏡」とは格好いいね。「模様替え」を「万華鏡」に変えてみたらどうかな。 何人か それは面白い。「万華鏡」がいいいね。 別の何人か いや、「模様替え」のままの方がいい。            *          *  「万華鏡」は確かに格好いい。「模様替え」は普通の言葉で、いくらか野暮ったい。しかし格好いい言葉が全てに似合うとは限らない。私は「模様替え」に素朴な味があると思うが、どうだろうか。(恂)

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