丹頂の吐く息赤き日の出かな         後藤 尚弘

丹頂の吐く息赤き日の出かな         後藤 尚弘 『合評会から』(三四郎句会) 論 北海道・士別の風景を思い出しました。朝の静謐さと絵画的風景ですね。丹頂鶴の白、日の出の赤。そのコントラストがいい。 恂之介 赤し、というのは日の出による赤ですか。 賢一 息は普通、白い。日の出で、吐く息が赤く見えた。そこがいいと思いました。 進 私は、本当かなと、この句に「?」マークをつけた。鶴の息が朝日に照らされて、赤く見えたのですね。素晴らしい風景だけれど、出来すぎの感じもするなぁ。 尚弘(作者) 北海道の寒い時、こういう風景がありますよ。鶴は鳴く時、上を向いて白い息を吐きますが、日の出の時は赤く見えるんです。そこに私は感動した。 有弘 白じゃつまらない。赤だからいいのですよ。            *          *  俳句を始めて一年ほど、という人の多い句会。このような合評会が行われている。(恂)

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