ゆくりなく向き合ふ告知朧にて   吉野 光久

ゆくりなく向き合ふ告知朧にて   吉野 光久 『合評会から』(水木会) 弥生 「ゆくりなく」の思いがけず、突然という意味と「朧」。現実として受け止められない心境がよく詠まれています。 てる夫 眺めていると切なくなる。可哀そうだという気がふつふつと湧いてきます。これから抗ガン剤の治療を定期的にするそうですが、最近は治療法が進んで、とてもよく効くということが救いですね。 正 突然の告知に作者の頭の中は真っ白になった。さながら朧の中と実感した作者の心に共感する。 正市 夏まで治療に専念するということでした。本人はとても元気で、気分転換になるから選句表を早く送ってくれって(笑い)           *  木山捷平短編小説賞を受賞され、その祝賀会で大勢の友人知己に祝いの言葉を受けご本人も大いに昂揚、これから第二の人生のスタートだと宣言した。その数日後の突然の知らせが「悪性リンパ腫」だった。本人も唖然としたようである。幸い経過は良好。一日も早い復帰を祈る。(水)

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