閏日やおまけのやうな雪が降る   金指 正風

閏日やおまけのやうな雪が降る   金指 正風 『合評会から』(酔吟会) 烏幸 うまいね。僕には詠めないような句。目のつけどころがいいし、言葉の使い方がいい。ことしがうるう年なんて忘れていたし、その日に雪が降ってそれがおまけ、二月二十九日もおまけ、うまく作ったなあと感心する。 涸魚 おまけという言葉がいいね。ユーモラスだ。 反平 うるう日もおまけ、その日の雪もおまけだなと思う人の、人柄の良さがわかるね。 恂之介 四年に一度のおまけの日。その日に雪が降った。これは春の雪でしょう。二月二十九日は春と決まっているから、「春の雪」とした方がよかったと思うが、ともかくうまい、いいところに気がついた。           *  これは「閏日」を季語としたのか、「雪」が季語なのかという議論があった。しかし二月二十九日の雪なのだからやはり季節としては春だろう。「閏日の雪」と春雪を詠んだものと理解すれば良かろう。「おまけのやうな雪が降る」とは言い得て妙である。(水)

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