白焼きはうなぎの浴衣姿かな      高瀬 大虫

白焼きはうなぎの浴衣姿かな      高瀬 大虫 『合評会から』(番町喜楽会) 光迷 いやぁ、こういう詠み方もある、ということでしょう。うなぎの白焼きと、この時期の浴衣。 てる夫 季重なりなんて全く無頓着で、白焼きを浴衣に譬えたのに感心しました。 春陽子 全く意外なところに目をつけた。蒲焼きは紺浴衣なのかな、なんて思いましたが。 井上 いわゆる頓知ですね。面白い句ですよ。よくこういう発想ができたものだ。 厳水 季重なりのことは、気にしなかった。何と言っても、喩え方に感心しました。 六甫 私はもののはずみで選んじゃった。(出席者十一人で)七点も入る句とは思えない。 楓子 じゃ、何で、選んだの? 而雲 私は、この比喩に参った。句の姿は江戸後期の句というか、月並み調か。しかし、よくもまあ、こう詠んだ。このセンスは評価したいですね。俳句は何でもありなんだ。 水牛 ウイットに富んだ句だが、みんな、他の人は択ばないだろうと思って択んでしまった、というところじゃないか。作者は? おー、(欠席投句の)大虫さんでしたか。(拍手、拍手)

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